HYPER SBI2 歩み値の見方・活用法
歩み値(ティックデータ)とは
歩み値とは、株式市場で成立した すべての約定(取引)を時系列で記録したデータ です。1件1件の取引について、約定時刻・約定価格・約定数量が記録されています。
ローソク足チャートが一定期間の値動きを「始値・高値・安値・終値」に集約するのに対し、歩み値は 集約前の生データ です。そのため、チャートでは見えない情報を読み取ることができます。
HYPER SBI2 での歩み値の確認方法
SBI証券の取引ツール HYPER SBI2 では、以下の手順で歩み値を確認できます。
- HYPER SBI2 を起動し、対象銘柄を表示
- 「歩み値」タブをクリック
- 時系列で約定データが表示される
CSV ダウンロード
歩み値画面の右上にある 「CSV出力」ボタン をクリックすると、表示中の歩み値データをCSVファイルとしてダウンロードできます。このCSVを KabuVisual に読み込むことで、チャートアニメーション動画を生成できます。
歩み値から読み取れる情報
1. 大口取引の発生
歩み値を見ると、通常より 大きな株数の約定 が発生したタイミングがわかります。
- 大口の買い注文 → 機関投資家や大口個人の参入の可能性
- 大口の売り注文 → まとまった利益確定や損切りの可能性
KabuVisual では「大口」の閾値を設定でき、指定株数以上の取引を丸印でプロットします。
2. 約定頻度の変化
短時間に約定が集中している区間は 出来高が急増しているタイミング です。
- 約定頻度の急増 → 材料やニュースへの反応、ブレイクアウト
- 約定頻度の低下 → 様子見、方向感のない相場
3. 価格帯別の取引集中
特定の価格帯で約定が集中している場合、その価格帯は 支持線(サポート)や抵抗線(レジスタンス) として機能する可能性があります。
KabuVisual の出来高プロファイル機能を使うと、価格帯別の取引量を視覚的に確認できます。
歩み値の活用例
デイトレードでの活用
デイトレードでは、リアルタイムの歩み値を見ながら エントリーやエグジットのタイミング を判断することがあります。
- 大口の買いが連続 → 上昇トレンドの開始を示唆
- 高値圏で大口の売り → 天井の可能性
例えばアドバンテスト(6857)のような値動きの大きい半導体銘柄では、大口注文の出現タイミングと価格の関係を歩み値で追うことで、板では見えなかった需給の変化に気づけることがあります。
トレード振り返りでの活用
その日のトレードを振り返る際、歩み値をチャートアニメーション動画にすると、相場の流れを 時系列で再現 できます。
- HYPER SBI2 から歩み値CSVをダウンロード
- KabuVisual にCSVを読み込む
- チャートアニメーションを再生して値動きを振り返る
- 必要に応じて動画として録画・保存
注意事項
- 歩み値だけで売買判断を行うことは推奨しません。他のテクニカル指標やファンダメンタルズと組み合わせて総合的に判断してください
- 本記事は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください
- HYPER SBI2 の利用にはSBI証券の口座開設が必要です